ストーカートライアングル注意…ボーイズラブではありません!多分。前のせたのを直してみました。 ほんとうはちゃんとした書き終わったのを載せたかったのですが、まずはこれから。暇がないので暇ができたらちょくちょくのせていきます。 イラストものせます。 空は青く新入生を優しく迎えるあたたかな風に桜の花びらが舞う。 けれど、不穏な空気場所というものは存在する。 校舎の裏、日当たりの悪い影の中に新入生の河合誠は柄の悪い上級生に囲まれて逃げ道をうしなっていた。 柄の悪そうな上級生の中のリーダーらしき生徒は誠の華奢でかわいらしい顔をじろじろと牽制するように嫌らしく見つめ睨む。 その顔は誠とは正反対にニキビずらでゴツゴツとした不細工である。 「僕になんのようなんですか…?用がないならかえしてください!入学式におくれちゃう!」 怯えもせず、気丈に怒りを込めて言う。 「入学式だ~そんなもん、ださせるわけねーだろう?」 「おれ達に突っかかってきた癖に…逃げられるとでもおもってるのかよ!」 「偶然ぶつかったというよりそっちからつっかかってきたんじゃないか!」 「そういう口のききかたもきにくわねぇ~なあ…」 尚更まじかに顔を近付けいいはなち、襟元に手をかけて睨み付けられた。 「お前が可愛いから入学式を俺たちがかわりにやってやるよ!!」 そういうとシャツを無理矢理引き裂いた! 「く!!」 はずかしそうに誠は顔を背けた。 誠の胸元から腹にかけてしなやかな真ったらな素肌があらわになる。 「ふーん…もしかしたら男装した女だと思ってたが…ほんとに男だったとは…」 そういうが、彼等の顔は頬は赤くなってる。 誠も自分でも気付いているが、男女問わず色気を感じさせていまう雰囲気を持っている。 …野生むき出しな、不良どもはすでに欲情している。 「こいつそこらの女よりなんか……上玉だな…」 この男はそういう毛もあったのだろうか?それとも今そう言ううことを思ったのか、涎をたらしながらいう。 「え…こいつおとこだろ?」 「でもなぁ…」 という声が聞こえてくる。 逃げたくても腕を壁に押さえ付けられ、首筋をリーダーになめられてる。 「だれか!!たすけて!!いやだ!!!」 今さらになって恐怖心がでてくる。 高校にあがったばかりにこんなめに会うなんてさすがに思っていなかった。 しかも男子高ならそう言う事が有るとか無いとか、聞いたことあったけどここは共学だ。 (ああ!僕の青春が!!しょっぱなから汚されてしまうなんて!短すぎたな…僕の16歳の春…) 絶望に突き落とされそうな時 「てめぇら!!よってたかった何していやがる!」 誠に気付きダッシュで駆けつけ人間業じゃない程の跳躍でリーダーの頭を足蹴りして着地した。 リーダーは校舎に顔面を強く打ち付ちつけられ、しばらくそのまま脳しんとう起こしていたが、キッと振り向き、足げにした奴を睨むが気絶している間に仲間をのしていた。しかも、相手は自分の天敵 「おまえは!近藤将美……くそ!おぼえてろよ!」 将美の姿をみると一目散に逃げていく。 奴らが去っていくまで舌をだしていたが、誠に振り向く。 「大丈夫だったか?新入生」 「あ、ありがとうございます!助かりました…」 誠より頭一つ半高い彼を見上げて礼をいう。 将美も誠をジッとみつめている。 しかも無表情というか眉をしかめている。 なにか悪いことをしたかな?と不安に思うのと同時に将美はシャツを脱ぎはじめた。 え!?この人も僕の色気に!?そんな! と思い焦った誠の頭から彼のシャツがふってきた。 「わ!なに?」 「もうすぐ入学式だろ?そんなカッコじゃ式に出られないから貸してやる」 「あ、ありがとうございます!でもあなたは……」 将美は中に体育着をきていた。 「ああ、俺らはもう始業式おわったからいいんだ。気にするな」 「おい!将美!!帰ろうぜー!」 「ああ!」友だちに返事をし、将美は誠の頭をポンポンと叩き、風のように爽やかな笑顔を残し去っていった。 誠は将美の去っていく姿を見送り見つめていた。 そして…… 「僕…あの人だったら僕の大切なモノあげてもいい……」 桜舞い散る春の日に恋が目覚めた瞬間だった… ジャンル別一覧
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